カートは空です
焙煎回数2度目という、超初心者です。
家にあった四川中華鍋と木製しゃもじ、コンロは普通の家庭用という環境で焙煎致しました。
(鍋はもらい物なのですが、取っ手がないので使いづらく新品のまま。通常の使い始め準備を予め完了後、油抜きに煮沸4回済み)
まずは農家の方の苦労を無駄にしないようにイメージトレーニングから初め、以下はその記録です。
鍋を中火でむら無く熱くし、弱火にしてから豆100グラムを投入。
弱火で水分を飛ばし、ゆっくりと色づくように。
この間、ひたすら鍋を振り(鍋肌から離れない程度)しゃもじでかき混ぜました。
11分で1ハゼ。(火力を若干上げる)
13分で2ハゼ開始。
弱火にしてハゼピークにて手網に取り出し、扇風機にて冷却。
指を入れられる程度に冷めた時点で、17分。
割ってみたところ、芯まで綺麗に火が通り焼けのバラツキもなし。
見た目としてはフルシティ、若干フレンチよりぐらいに焼けました。
12時間ほど紙袋にて寝かせたところ、表面に艶が出て良い香りが出ました。
(聞きかじり知識で、正しいのか不明ですが)
以下、エスプレッソ抽出限定の個人的感想です。
レバー式エスプレッソマシンで、リストレット抽出。
あえてシュガーなしで飲んでみましたところ、今まで味わったことのない甘みに驚きました。
普段連続して飲むことはないのですが、思わず続いてカフェ・マキアートで。
ミルクの甘みを引き立たせ、奥からコクがせり上がってきますが決して五月蠅くない。
後味のほのかな酸味はミルクのおかげでなのか、素で飲むよりも感じられます。
続いてアメリカーノ。
湯量を少なめにして、濃いめ(ドリップ式と比較して)でいただいてみました。
好みとしてはもうすこしコクが欲しいですが、飲み終わりに感じる甘みが特に心地よかったです。
グラインダー調整としては、ほんの少しだけ細かめに調整し、その分だけタンパー圧を弱めにした方が当方の環境ではバランスが良かったです。(雨は降っていませんが、降りそうな天気)
料理の後で、というよりは、単独で楽しむエスプレッソに合っているように思います。
それもシュガーを使う飲み方ではなく、バリ神山ハニーの甘みを生かす飲み方。
ミルクとの相性が良好ですのでマキアート、それもスプーン一杯程度のミルクを少量使う飲み方の方が合っているように感じました。
私のような初心者焙煎で豆の味を最高に引き出しているとは到底思えませんが、それでも最大の特徴であるという甘みを存分に楽しめています。
個人的好みとして常用する感じではありませんでしたが、定期的に楽しみたくなる味でした。
再びの入荷をお待ちしつつ、甘みに特徴のある豆を散策したく考え始めています。
これこそが充分に魅力在る豆だったということかと思います。(2011/06/08投稿)
店長より 中華鍋でも上手く焙煎できたようで素晴らしいです。この環境下なら直接加熱の影響が大きいので部分的に焦げやすいのですが、
火力が適切だったのと、こまめに攪拌した成果ですね。時間も適切で、慣れるとつい火力を上げ短時間焙煎で楽をしたくなりますが、
その場合は熱気を多く利用しなければなりませんから、今のままが最適だと思います。