タンザニア／タンザニアAA（キリマンジャロ）

コーヒー豆のグリーンの状態

タンザニア産アラビカ種をキリマンジャロと呼びます。ですから、キリマンジャロはキリマンジャロで収穫されているかどうかはわかりません。 格付けは豆の大きさ(スクリーンサイズ)で行います。スクリーンサイズは生豆の【図柄】Xの部分を測り、そこがX/64インチであるかで決まります。AAはXが17以上のものを呼びます。しかし現実は１粒ずつ測定するのではなく、スクリーン選別機というふるいにかけ選別しますので、それより小さいサイズが混入しています。完熟に伴い豆は大きくなりますが一方で風味の高い高地産は昼と夜の寒暖差が大きい事から実が良く締まり小さくなりがちです。ですから必ずしもAAが15〜16／64インチのABよりおいしいとは言えない訳です。価格は若干AAが高いですが、そういう意味合いから大差はありません。 コーヒー屋仲間で「タンザニア産はここ数年悪いのが続いてるなあ」という方がいらっしゃいました。私も同感でほとんど期待をしていませんでしたが、ンゴロンゴロを飲んでその概念は覆りました。２ハゼでケニアを思わせる重厚な風味に仕上げるも良し、その手前で伝統のキレのある酸味に仕上げるも良し、とにかくバツグンです。