インドネシア／ジャバ　ロブスタ　AP-1

コーヒー豆のグリーンの状態

学習用に販売して欲しいという依頼がありましたので、ご用意致しました。ありのままを重視し、ハンドピックしておりませんので、欠点豆が多数混入しています。黒豆・虫食い豆・カビ豆・未成熟豆…ボロボロです。APはアフターポリッシュの頭文字で、産地で生豆を磨いています。AP-1の“1”は全く意味を持たず、なんとなく良さそうに聞こえるから付けたと以前聞いた事があります。
風味の特徴は、きな粉の様な香りがします。浅煎りでも酸は少なく、後味にざらつきを感じます。深煎りにして使用すると、欠点豆からくる異臭は隠れ、強い苦味とコクがある為、苦味を必要とするアイスコーヒーや、ミルクに負けない強い味わいが必要とされるオーレなどには意外に合います。また、ロブスタ・ナチュラルはエスプレッソのクレマがよく立ちます。割合を上手く調整すれば、コスト以外でも良い役割を果たします。
香料を使うコーヒー飲料などでは、きな粉臭さは消されますし、同じ量を使用してもアラビカ種より成分が多く抽出される為、濃い液体が得られます。元々安い原料ですが、さらに割安になるわけです。