エチオピア／トラディショナル・モカ

コーヒー豆のグリーンの状態

エチオピア産のコーヒーを“モカ”と呼びます。モカには“モカ臭”と呼ばれる独特の甘い香りがあり、南国フルーツや花などにたとえられます。この独特の香りの見極めが鑑定士の第一歩と言えます。
一般的に“モカ”として流通しているのはG4ですが、これは欠点豆がどれだけ混入しているのかが基準となっており、風味は関係ありません。欠点の中でも特に多いのが未成熟豆で、焙煎すると褐色になっていく糖分が元々少ないので、煎り上がりはクリーム色の様になります。色が異なるので見た目は目立つのですが、飲んでもそんなに大きな差が無いため、欠点豆のカウントも5個で1点と、低めに抑えられています。
同商品はG4の中でも香りの安定に重点を置いた商品で、エリアなどは限定しておりません。
“これぞモカ!!”と言える、モカを代表する風味をお試しくださいませ。G4ですので未成熟豆の混入がありますが、そのまま飲んで、本来のモカに感じる濁りやコクを感じるもよし、ハンドピックで取り除いて自作のG1クリーンカップを目指すもよしです。
エリアに縛りは付けていませんが、今回はグジです。