生豆の色と水分値について

生豆の色と水分値について

 一般的に誤解されている事なのですが、“青い(緑の)豆=水分が多い”というのは間違いです。
 収穫年度から時間が経過している豆を“枯れている”ということからそういった誤解が蔓延しているのだと思います。
 生豆に含まれる水分値は周囲の影響を受け、年数に関係なく増減します。湿気の多い所に保管すると生豆の水分値は上がりやすくなります。保管温度が低くなると湿度が上がり吸湿しやすくなるので注意が必要になります。
 ニュークロップ(今年生産された豆)の色で比較すると中米産などの水洗式(ウォッシュド)は青く仕上がり、ブラジル産などの非水洗式(ナチュラル)は栗色に仕上がります。又、マンデリンに代表されるスマトラ式は他にはない深い青みを持ちます。この時の互いの水分値はどうか? これは測ってみなければわかりません。